神社に行くと、健康や交通安全、学業成就など、様々な祈願をすると共に、御守りを購入する方も多いと思います。
そこで、伊勢神宮にはどの様な種類の御守りがあるのか詳しく説明していきたいと思います。
目次
*神宮の御守りはどんな種類がある?
伊勢神宮両宮で授与できる御守りの種類は、全部で9種類あります。
・御守
価格:1,000円
・交通安全御守(大)
価格:1,000円
・交通安全御守(小)
価格:1,000円
・開運鈴守
価格:1,000円
・学業御守
価格:1,000円
・厄除け御守
価格:1,000円
・安産御守
価格:500円
・守祓(まもりはらい)
小さなお神札(おふだ)が入っていて、自分で御守り袋を用意するタイプです。
形状:お神札が和紙に包まれています。
価格:500円
・海幸守(かいこうきまもり)
形状:木製、四角型
価格:500円
*内宮と外宮の御守りの違いは?
内宮と外宮の御守りは、同じ種類の御守りでも色・形状・柄などが少し異なります。
「守祓」と「海幸守」は両宮共に同じものを授受できます。
・御守
≪内宮≫ 《外宮》
形状:ひし形→→→→楕円型で稲の模様も入っています。
・交通安全御守(大)
≪内宮≫ 《外宮》
形状:長方形・柄あり→長方形ですが、外宮では柄は無く単色となっています
・開運鈴守
≪内宮≫ 《外宮》
形状:丸い巾着型→→→勾玉型
・学業御守
≪内宮≫ 《外宮》
形状:縦長・柄あり→→縦長のものと口を縛ったような形状のものもあります
・厄除け御守
≪内宮≫ 《外宮》
形状:縦長・柄あり→→丸みのある正方形のような形をしています
小さな違いのものもありますが、開運鈴守のように全く違う形ものまであります。
いずれにしてもかわいらしいデザインとなっています。
*その他の御守
・干支御守
12月あたりから販売し、数量限定で無くなり次第終了です。
価格:2500円
*御守りの購入場所は?
・内宮・外宮ともに神楽殿の御朱印所で授与されます。
*別宮でも購入できる
別宮の「宿衛屋」にて御守りを授与できます。
・月讀宮
御守りの種類:守祓のみ
・瀧原宮
御守りの種類:守祓・御守・交通安全御守(内宮と同じデザイン)
・伊雑宮
御守りの種類:守祓・御守・交通安全御守・海幸木守(内宮と同じデザイン)
・倭姫宮
御守りの種類:守祓のみ
・月夜見宮
御守りの種類:守祓のみ
*古くなった御守りはどうしたらいい?
一年経った御守りは購入した神社に、返納しに行くことが一般的には多いです。
しかし、伊勢神宮の御守りは持っている期限を定めてないため、一年経っても返納しなくて大丈夫ですし、
全国にある、どの神社に返納しても大丈夫です。
それは、伊勢神宮にお祀りされている天照大御神が、日本国民の総氏神様なので、どの神社に返納したとしても
伊勢神宮に返納したことと同じになるからです。
それでも、やっぱり伊勢神宮で購入した御守りを、伊勢神宮に行って直接返納したいという場合には「古札納所」
という所で返納できます。そこの場所には、誰かが常駐しているわけではないので御守りに感謝し納めてきます。
*いせ鈴・まがたま鈴は御守り?
鈴がついた見た目は、御守りの様な「いせ鈴」
こちらの御品は、御守りではなく「伊勢神宮参拝記念品」として神宮会館や内宮の参集殿で購入できます。
その他の参拝記念品は、「まがたま鈴」「ネクタイ」「ストラップ」などもあります。
鈴の音色は、邪気を払うと云われていますので、「いせ鈴」は価格も安いですし、カラーバリエーションも豊富なので参拝記念・お土産におすすめです。
・いせ鈴
材質:真鍮
・まがたま鈴
材質:天然石
*土鈴・五十鈴とは?
・五十鈴(土鈴)
五十鈴川の上流の清らかな土を用い、その年の干支を伊勢神宮の方が一つ一つ手作りされていて、
12年ごとにデザインが変わります。
授与場所:内宮・外宮ともに神楽殿の御朱印所
・神宮舞楽鈴(土鈴)
神宮で奉奏される舞楽を模ったもので、お祝いごとや出産などの贈り物におすすめです。
価 格:800円
販売場所:神宮会館で参宮記念品として販売しています。
*干支製品
・陶製干支
販売場所:内宮・外宮ともに神楽殿の御朱印所
・えと和紙絵馬(あし付)
価 格:1,000円
販売場所:神宮会館
・円干支(敷布付)
価 格:350円
販売場所:神宮会館
・先ほどご紹介した、「五十鈴(土鈴)」・「干支御守」も干支製品の一つです。
*恋愛・縁結びの御守り
伊勢神宮は、日本国民の総氏神様でもある天照大御神をお祀りしています。そのため、個人的な願い事をする場所ではなく、
日頃の感謝、国家の安泰、日本の平和を祈る場所ですので、個人的な願望成就の御守りはおいていません。
しかし、御正宮ではなく両宮の第一別宮の「多賀宮」「荒祭宮」なら個人的な願い(自分への決意表明や実践を誓う思い)も大丈夫です。
その他には、
*「月讀宮」
天照大御神の弟神の「月讀尊」とその両親の「伊弉諾尊」と「伊弉冉尊」が祀られているので、
「夫婦円満」や「縁結び」を祈願しにくる方もいます。
*「子安神社」
こちらは、内宮境内にある所管社で、木花開耶姫神(このはなさくやひめのかみ)をお祀りしています。
神話では、火の中で子供を出産したとされているので「子授かり」「安産祈願」で有名です。
*「猿田彦神社」
伊勢神宮内宮とも近い、猿田彦神社もおすすめです。
「夫婦円満・縁結びの神様」としても知られる天宇受賣命(あめのうずめ)が祀られています。
*「二見興玉神社」(ふたみおきたまじんじゃ)
御祭神は猿田彦大神をお祀りし「縁結び」「夫婦円満」の御利益があると云われていて、神社から沖合700mの場所にある夫婦岩が有名です。
伊勢神宮の内宮・外宮では、同じ御守りでも両宮でデザインが違いますので、参宮しながら御守りを両宮どちらで授与するか
事前に調べておくのも楽しみの一つになります。また、参宮される時期が12月から2月くらいであれば、新しい年の干支の御守りや
干支の五十鈴などが授与出来る可能性もあるのでおすすめです。しかし、なくなり次第終了になりますので、早めの参宮もしくは、神宮に
確認してからの参宮をおすすめいたします。12種類の干支を毎年揃えながら、一年間の感謝をお伝えしに神宮に毎年参宮されるのもいいかもしれません。
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