伊勢神宮の御垣内参拝とは?気になることまとめ

御垣内参拝という参拝方法を知っていますか?

ここでは、そもそもなんなの?名前は聞いたことあるけど内容はわからない、どうやったら申し込めるの?など気になる情報を総ざらいしています!

ぜひ参考にしてみてください!

目次

御垣内参拝、その方法とは?

 

神宮の御垣内参拝(みかきうちさんぱい)とは、どの様な参拝方法なのでしょうか?

また、参拝する時の服装や参拝時間、気を付けるべき点などを詳しく説明していきたいと思います。

 

*神宮の御垣内参拝とは?

神宮の御垣内参拝とは、一般参拝よりもより御正殿に近い場所で参拝出来る、特別参拝の事をいいます。

神宮の本殿に向かうと、御正殿を中心に囲むようにして、四重の垣に囲まれています。

外側より、御正殿に向かって

・板垣南御門(いたがきみなみごもん)

・外玉垣南御門(とのたまがきみなみごもん)

・内玉垣南御門(うちたまがきみなみごもん)

・瑞垣南御門(みずがきみなみごもん)

という順番で囲まれています。

※一般のひとが参拝出来るのは、「板垣南御門」を入り、「外玉垣南御門」の前までです。

ここには、御幌(みとばり)と呼称される白い布が掛けられていて、そこから一般の方はお参りします。

※御垣内参拝の方は、「板垣南御門」を入り御正殿を正面に見て、左手側にある「南宿衛屋」に行き、

参宮章」を提示して中に入る受付を済ませます。(名前、住所などを記載します。)

南宿衛屋で神職の方から「清めの塩」でのお祓いがあり、その後に神職の方の案内で「外玉垣南御門」を入り、特別参拝します。

ちなみに、神宮の参拝の事を、「参宮」といいますので、「参宮章」となっています。

 

*御垣内参拝する方法は?

御垣内参拝する方法は2つあります。

  • 神宮の両宮(外宮・内宮)ともに、神楽殿に併設されている御札授与所に行き、受付をして御垣内参拝する方法。

(※予約は必要ありません。当日に内宮・外宮どちらかの御札授与所で受付をすれば、両宮で特別参拝することが出来ます。)

  • 財団法人 伊勢神宮崇敬会」の会員に入会して、御垣内参拝する方法。

*御垣内参拝時の服装

 

男性:正装、スーツでネクタイ着用(ネクタイは派手ではないもの)など

          スーツの色は濃紺・黒など(明るくないもの)

   ワイシャツは、白など(派手のものではない)

   靴は、黒い革靴など(派手、カジュアルすぎないもの)

 

女性:男性に準ずる服装。

   ワンピース・パンツスタイルどちらでも大丈夫ですが、スカートの場合は丈が短いものは控えたほうがいいです。

   男性と準ずるので、色も濃紺・黒など明るくないものが望ましいです。

   靴は、玉砂利ですのでハイヒールは控えて、かつ派手ではなくカジュアルすぎないものを選らんだ方がいいです。

 

子供:学生服も大丈夫ですが、派手なものは望ましくないです。

   または、大人と同じように正装します。

 

※神宮で受付する時に、服装が正装されていないと特別参拝出来ませんと断られます。

御正殿の近くまで行き、特別参拝しようと決めた場合には、しっかりと正装した服装で参拝されることをおすすめいたします。

 

*御垣内参拝の時間

神宮の特別参拝要項には「黎明から黄昏まで」但し、祭典執行の際は取り扱わないとしています。

黎明」とは、明け方

黄昏」とは、夕方、日が沈むまで

という意味ですが、下記参拝時間内であれば特別参拝も可能です。

≪両正宮ともに参拝時間≫

10月・11月・12月:朝5時~午後5時

1月・2月・3月・4月・9月:朝5時~午後6時

5月・6月・7月・8月:朝5時~午後7時

≪当日、参宮章を頂く方≫

・神楽殿に併設されている御札授与所は、朝8時からになっています。

・神宮会館で会員になる方は、朝7時からになっています。

 

*御垣内参拝はいくら奉納すればいい?

申し込み方法によって違いますのでそれぞれで見ていきましょう!

①神宮の両宮(外宮・内宮)の神楽殿に併設されている御札授与所に行き、御垣内参拝の受付をした場合

初穂料(はつほりょう):金額の指定はありません。

神社での張り紙等によくありますが、おこころぞえで結構ですというものかとおもいますが、「式年遷宮の奉賛金」として、初穂料を千円以上は納めます

また、初穂料の納めた金額により、特別参拝する「場所」と「期間」が変わってきます

初穂料が高額なほど、御正殿近くまで行き特別参拝することが出来ます。

当然と言えば当然ですよね。神楽殿に併設されている御札授与所は朝8時からです。

≪特別参拝の場所は3カ所≫

御正殿から遠い順に場所から順に

・外玉垣南御門内

・中重御鳥居際

・内玉垣南御門外

という順に近くなります。

※初穂料の納めた額が、高額なほど御正殿に近い場所での参拝になります。

 

初穂料の大体の目安はそれぞれ

・外玉垣南御門内(10万円以内)

・中重御鳥居際(10万以上)

・内玉垣南御門外(100万円以上)

となっております。簡単には正殿には近づけないんですね・・

 

≪参拝出来る期間の違い≫

初穂料の納めた金額により、

・内宮・外宮1回づつの参拝のみ(※目安、千円以上一万円未満)

・2年間有効で、その期間何度でも参拝出来る(※目安、一万円以上)

などがあります。

 

 

②「財団法人 伊勢神宮崇敬会」の会員に入会して、御垣内参拝する場合、

 

≪会員の種類≫

個人のみの場合

正会員:年会費10,000円

※特別参拝は、1年間有効

会 員:年会費5,000円

※特別参拝は、1年間有効

準会員:年会費3,000円

※特別参拝は、1回のみ

 

≪会員待遇≫(3会員ともに)

・会員には年末に、1年間の感謝と来る年の平安を祈り、御神楽を奉納。

・会報「みもすそ」贈呈

・崇敬会取扱品を購入割引することが出来る。

 

 ≪会員になるには≫

・神宮会館フロント受付で申し込む(朝7時から午後9時まで)

・インターネットで申し込む

・FAXで申し込む

※会員章発行まで約1週間かかります。

神宮会館で申し込んで、当日特別参拝する場合は、仮会員証を発行して貰えます。

 

(会費支払い方法)

①郵便振替

②銀行振込

③現金書留

  • 神宮会館フロントにて現金でのお支払い

クレジットカードでの支払いは出来ません。

 

 

一般参拝ではなく、御正殿の近くまで行き特別参拝する場合は、ちゃんと正装しないと気持ちは参拝したくても、

服装が正装ではないと判断されれば、参拝が出来ないという残念な結果になります。

そうならない為にもしっかりと正装し、心も落ち着かせ普段入ることのできない、神聖な場所で神様とむき合い

御垣内では個人的なお願いをするところではないので、まず参拝ができることに感謝し、昔のお伊勢参りを「おかげ参り」

ともいっていたように「おかげ様」に、どこかで生活を支えてくれている存在に感謝する気持ちでお参りしたいですね。

 

 

 

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