宗像大社辺津宮の見どころと境内の歩き方!

今回は、宗像大社辺津宮の見どころをまとめました。境内の歩き方もあわせてご紹介していきますので、宗像大社HPにある地図を見ながらご覧いただくと良いかもしれません。

出光佐三が寄進した燈籠(とうろう)

祈願殿の前に広がる大きな駐車場から、本殿の方向へと歩いていくと、太鼓橋が見えてきます。太鼓橋は心字池に架かる、石でできたアーチ状の橋です。この橋を渡る前に、注目していただきたいものがあります。

それは太鼓橋の手前にある、大きな燈籠です。こちらは小説『海賊と呼ばれた男』のモデルとなった出光興産の創業者・出光佐三が寄進したものです。神社などに寄進されたものには、よく寄進した人物の名前が刻まれていますよね。

ですがこちらの燈籠には、出光佐三の名は書かれていません。名を残さない美学、そして神様に捧げられた真心などを感じてみてください。

本殿・拝殿は重要文化財

さて、それでは本殿に向かいましょう。太鼓橋を渡ると左手には藤棚、その奥には勅使館が見えてきます。するとすぐに手水舎がありますので、こちらで手を清めます。手水舎の先にある神門をくぐると本殿と拝殿です。ともに国の重要文化財に指定されています。

宗像大社の御祭神は、宗像三女神と呼ばれる神様です。田心姫神(たごりひめのかみ)、湍津姫神(たぎつひめのかみ)、 市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)という三柱です。そのうち辺津宮では、市杵島姫神をお祀りしています。

三女神は天照大神の子とされ、『日本書紀』の中には「歴代天皇のまつりごとを助け、丁重な祭祀を受けられよ」という神勅(しんちょく)を受けたと記されています。拝殿にはその神勅が書かれた額が掲げられています。

神紋にもなっている神木楢(なら)の木

本殿の裏手には、御神木である楢の木があります。樹齢は550年を越えるといわれているんですよ!楢の葉は、宗像大社の神紋にもなっています。触れてみると、パワーをもらえるかもしれません。

古代祭祀が行われていた高宮祭場

本殿に手を合わせて終わり、というのはもったいないです。本殿右手からは鎮守の杜の道へ進んでいくと、高宮への悠久の道に入り、高宮祭場へと着きます。少し歩くことになりますが、宗像大社最大のパワースポットとも称される場所ですので、ぜひとも訪れて欲しいと思います。

高宮祭場は、古代より祭祀が行われてきた場所です。沖ノ島でも同様の祭祀が行われていたといいます。また、宗像三女神が降臨した場所が高宮祭場であると伝わっています。

現在も高宮祭場では、毎年10月3日には神奈備祭が、毎月1日と15日には月次祭が執り行われています。その日を狙っていくのも良さそうですね。

縁結びにご利益が?神木相生の樫

少し順番が前後してしまうのですが、本殿から鎮守の杜の道を歩いていくと、途中左手に相生の樫という木があります。二本の幹から伸びた枝が結ばれていることから、恋愛成就や夫婦円満にご利益があるといわれています。

他の二柱をお祀りする第二宮・第三宮(ていにぐう・ていさんぐう)

高宮祭場を訪れたら、来た道を戻りましょう。相生の樫の近くにある鳥居を右手に進んでいくと、第二宮・第三宮(ていにぐう・ていさんぐう)があります。こちらは伊勢神宮の別宮より移築再建されたものだそうで、沖津宮の田心姫神・中津宮の湍津姫神をお祀りしています。

なお、こちらにある手水場に刻まれている「洗心」という文字は、先ほどもご紹介した出光佐三氏によるものだそうです。

国宝がたくさん!神宝館

さて、これで一通り、お参りが済みました。時間に余裕がある方は、第二宮・第三宮を出て右手に見えてくる神宝館に行くことをおすすめします。

こちらには沖ノ島から出土した宝物が収蔵・展示されているからです。神の宿る島ともいわれる沖ノ島から発掘された宝物の数々ですが、そのうちなんと約8万点もが国宝に指定されています!

神宝館では例えば、5世紀頃に朝鮮半島で作られた「純金製指輪」やヤマト政権のものと考えられている「三角縁神獣鏡」、壁画などには残されているものの、実際に出土したのは世界初という「金銅製龍頭」などを見ることができますよ。

所要時間としては、1時間程度で回られる方が多いようです。最終入館の時間を踏まえ、じっくりと見学なさってくださいね。

  • 神宝館

拝観料:一般800円/高校・大学生500円/小中学生400円

※20人以上の団体の方や満65歳以上(シルバー手帳等の年齢を証明できるものを提示)の方などには割引料金が適用されます。

開館時間:9:00~16:30(最終入館は16時まで)

休館日:年中無休

御朱印は祈願殿で

それでは駐車場へと戻りましょう。その前に、御朱印をいただく予定のある方は、駐車場の目の前にある祈願殿に向かってください。総合案内所で受付をしてもらえます。こちらでは御朱印の他にも、お守りなどを授与してくれますよ。

辺津宮の御朱印は、かなりインパクトのあるものです。興味のある方は、ぜひ見開きで御朱印帳をお渡ししてくださいね!

  • 辺津宮の御朱印

受付時間:8:00~17:00

初穂料:300円

【参考】

  • 『まるっと宗像・福津』文榮出版社
  • 宗像大社HP

「辺津宮神域」

http://www.munakata-taisha.or.jp/html/hetsumiya_siniki.html#takamiya

「パワースポット高宮祭場」

http://www.munakata-taisha.or.jp/pr/takamiyasaijoh.html

「祭事表」

http://www.munakata-taisha.or.jp/html/saijihyou.html

「神宝館」

http://www.munakata-taisha.or.jp/html/shinpoukan.html

  • 福岡県 県民情報広報課「宗像大社 辺津宮」

http://www.pref.fukuoka.lg.jp/somu/graph-f/2017autumn/plan/plan_01.html

  • じゃらん「宗像大社神宝館の訪問者傾向」

https://www.jalan.net/kankou/spt_40364cc3290030680/