日本国民の総氏神様がいらっしゃる
伊勢神宮で和装結婚式を挙げられたらいい思い出になり、ずっと幸せでいられそうですよね。
そこで、伊勢神宮で結婚式を挙げるには、
どの様な準備が必要なのか詳しく説明していきたいと思います。
目次
伊勢神宮で結婚式
実は、伊勢神宮では「結婚式」という形をとっていなく、
「御神前で結婚のご報告をする」という形をとっています。
たまに他の神社で、和装して御神前で厳かな結婚式を挙げてらっしゃる方をお見かけしますが、
そのよう挙式を伊勢神宮では挙げられません。
また、伊勢神宮境内には白無垢・ウェディングドレスで入ることも出来ません。
では、「御神前で結婚のご報告をする」とはどの様な形なのか、ご紹介していきたいと思います。
1.伊勢神宮の神楽殿で受付をします。(事前予約は不要で、両宮ともに神楽殿で受付できます。)
↓ ※受付時間は、午前8時〜午後4時
2.①「結婚のご報告のみ」のご祈祷の場合(御饌といいます。)約15分
または
②「ご祈祷と御神楽」の両方する方もいらっしゃいます。(御饌と御神楽)約25分~40分
・御 饌:初穂料5,000円以上(5名まで)
・大 御 饌:初穂料8,000円以上(8名まで)
・別大御饌:初穂料10,000円以上(10名まで)
ご祈祷(御饌)の内容は、
お祓をした後に、御神前に神饌(米、酒、旬の食物)をお供えして、
祝詞を奏上し、大御神に結婚のご報告とこれからの2人の幸せを祈念します。
お神札などの撤下品がありますが、初穂料によって異なります。
・御 神 楽:初穂料15,000円以上(15名まで)・倭舞
・大々神楽:初穂料50,000円以上(50名まで)・倭舞・人長舞
・別大々神楽:初穂料100,000円以上(100名まで)・倭舞・人長舞・舞楽1曲
①の御饌と合わせて、雅楽と舞を奉納する「御神楽」があります。
倭 舞:和琴、笛、篳篥、笏拍子の調べと楽師の歌にあわせた4人の乙女舞になります。
人長舞:めでたい歌舞の其駒という曲を神楽人の長が1人で舞います。
舞 楽:唐楽・高麗楽の伴奏での舞を舞楽といい、唐楽の舞を左舞・高麗楽の舞を右舞といいます。
100名以上の団体は事前に連絡が必要になります。
電話:0596-24-1111(午前8時30分~午後4時30分)
以上が、「伊勢神宮での結婚のご報告」になります。
地元や他の場所で結婚式を挙げて、結婚のご報告だけしにくる方や
伊勢神宮周辺で挙式を挙げた後に、宇治橋・おかげ横丁で写真撮影をして、
女性は、白無垢からスーツや着物に着替えて、神楽殿で結婚のご報告をする方もいらっしゃるようです。
伊勢神宮周辺での結婚式
伊勢神宮内宮の近くにある、猿田彦神社で結婚式が挙げられます。
猿田彦神社の御祭神は、猿田彦大神でみちひらきの神様をお祀りしています。
同じく境内にある佐瑠女神社には、猿田彦大神の妻である天宇受賣命(あめのうづめのみこと)をお祀りしています。
猿田彦神社では、新しい人生を幸せな道へと導いてもらい、
良縁の神様でもある天宇受賣命もいらっしゃるので、結婚式にはとても縁起がいい所です。
また、御神前結婚式とは、神様に夫婦になるご報告と結魂(魂の結び)を神様が見守る神聖な行いになります。
【猿田彦神社・本殿挙式の内容】
1.神職・巫女に導かれ、新郎新婦・親族は太鼓の音とともに正面鳥居から入場します。
↓
2.本殿に新郎新婦・親族・参列者と着席します。(86名まで参列可能です。)
↓
3.新郎新婦・親族・参列者の心身を清めます。(修祓)
↓
4.猿田彦大神に神職より、結婚のご報告・幸せを祈念していただきます。
↓
5.雅楽と舞「みちびきの舞」の奉楽
↓
6.新郎が誓いの言葉を述べます。
↓
7.三三九度の杯:新郎新婦が三度、ご神酒を酌み交わします。
↓
8.新郎新婦が玉串を御神前に捧げ祈念します。
↓
9.指輪の交換
↓
10.両親と両家の親族が、お神酒をいただきます。
↓
11.神饌直会
↓
12.ここで退出します。
以上が、本殿挙式の大まかな流れになっています。
【本殿挙式の費用】
・式典料:180,000円
≪その他の費用≫
・介添え:挙式10,000円~
・引出物:記念品2500円~
・映像:当日撮影(挙式+ロケ)7,000円~
・印刷物:招待状550円~
・美容・着付け:協賛店にて詳細打ち合わせ・衣裳持込料20,000円
・写真:スナップアルバム(挙式+ロケ)90,000円~
・会場費:会場使用料2.5時間利用・注文した料理の10%
・御料理:和食会席・和洋折衷会席・フレンチ10,000円~
・御飲物:フリードリンク1,800円~
・テーブルコーディネート:テーブルクロス30,000円~
・装花:メインテーブル装花30,000円~・ゲストテーブル装花3,000円~
・演出:生ケーキ23,000円~・司会30,000円・音響20,000円
・宿泊:宿泊施設のご紹介あり
電 話:0596-22-2554
伊勢神宮はカップルで行くと別れる?
結婚式の幸せなお話をしてきましたが、
実は、伊勢神宮にカップルで行くと天照大御神が嫉妬して別れるという都市伝説があるのです。
日本には、このように人が沢山集まる場所や観光地などにも同じような都市伝説がありますから、
多くの人が訪れることで、必然的に別れる人たちの人数も多くいるように感じるというのもある気がします。
なので、本当のところは神様のみぞ知るということですね。
あと、伊勢神宮の別宮「月讀宮」は、縁結びで有名なのでこちらに行かれるのもいいと思います。
伊勢に夫婦岩がある?
二見ケ浦のシンボルでもある夫婦岩は、二見興玉神社にあります。
道開き・夫婦円満・縁結びで有名な神社で、
御祭神は、猿田彦大御神と、宇迦御魂大神(うがのみたまのおおかみ・豊受大御神の別名)になります。
夫婦岩の間から日の出を見ることが出来る5月~7月がおすすめです。
また、秋から冬にかけて夫婦岩の間から満月を見ることも出来ます。
伊勢神宮から少し離れていますが、夫婦円満を祈願し夫婦岩を見に行くのもいいと思います。
電 話:0596-43-2020
残念ながら伊勢神宮では、結婚式が挙げることは出来ませんでしたが、
御神前で結婚のご報告をして、新しい人生の幸せを願うご祈祷・御神楽を行えば、
心新たに清められ、これからの人生が清々しい素晴らしいものへと、今以上に導いていかれそうですね。