一度は行きたい島根観光

※足立美術館の日本庭園です

島根県には出雲大社以外にも多くの観光スポットがあります。美術館、博物館など、カップルのデートにもおすすめです。出雲大社で二人の縁を深めてから過ごすにはぴったりかと思います。また、歴史の勉強になる施設もありますので、ご家族でご利用頂くのもいいかと思います。

ここでは神社以外の人気の観光スポットをご紹介しますので、出雲大社参拝、出雲地方観光に向かわれる方の中には少し遠くのものもありますが、プラン作成の際に、「ここに行ってみたい!」と思っていただける所があれば幸いです。

目次

島根県立古代出雲歴史博物館

◆島根県立古代出雲歴史博物館とは

平成19年3月10日に開館した古代出雲歴史博物館は、出雲大社のすぐ東側に位置しており、駐車場としても利用できます。世界的に有名でテレビ朝日などを手掛けた建築家・槇文彦氏が担当しました。

まず感じるのは、自然との融合での壮大な雰囲気です。109メートルに伸びたエントランスまでの桂の並木道は古代出雲大社の本殿までの階段と同じ距離だそうです。石造りの模様はまるで本当に階段を上っているような気さえします。桂の木は「その木の下で想う者同士が共に愛を誓えば結ばれる」と言われ、ハート型の葉っぱは縁結びの聖地として素敵な空気を醸し出します。

◆館内展示

館内は


・古代出雲大社神殿を支えた巨大な柱が展示される「中央ロビー

・3つのテーマで構成される「テーマ別展示室
・島根の歴史の源流にふれる「総合展示室
・神話シアターを設けた「神話展示室
・期間ごとに様々な企画展示を行う「特別展示室


という構成になっています。

古代の作り物だという風潮があった出雲神話ですが、1990年代から多くの調度品等が発掘され、専門家の中でも神話の謂れが現実視され始めました。そして最大の発見、中古の御本殿が現在の2倍もの高さがあったという柱の発掘もされて出雲大社は近年更なる注目を集めています。

細部にまでこだわりがあり、神話と歴史の世界にタイムスリップできる古代出雲歴史博物館に行ってみてはいかがでしょうか。

◆その他の情報


島根県立古代出雲歴史博物館

住所:島根県出雲市大社町杵築東99番地4
電話番号:0853-53-8600
営業時間
9:00~18:00(11月~2月は9:00~17:00)
 ※最終入館時刻は閉館時間の30分前です
定休日:毎月第3火曜日(祝日の場合は、翌日が休館日です)
駐車場:普通車244台
ホームページURLhttp://www.izm.ed.jp/
平均予算(お一人様)
【観覧料について】常設展/一般:610円/大学生:410円/小中高                                       生:200円、企画展/各企画展毎に金額が異なります。
※詳しくは、公式サイトをご覧ください。
交通アクセス
(車) 山陰道斐川ICよりR9を出雲市方面へ、県道28号線経由出雲大社方面                             へ。車で約30分
(電車) 一畑電車出雲大社前駅より、徒歩約10分
(バス) JR出雲市駅より一畑バス「出雲大社」、「出雲大社・日御碕」行き                           バス「正門前」バス停下車、徒歩約3分

足立美術館

◆足立美術館とは

出雲大社がある出雲市とは反対側に位置する安来市(やすぎし)にある足立美術館は昭和45年、地元安来出身の実業家、足立全康氏によって開館しました。

日本画の巨匠 横山大観 をはじめ竹内栖鳳、川合玉堂、富岡鉄斎、榊原紫峰、上村松園などの近代日本画と、安来出身の陶芸家 河井寛次郎、料理人として陶芸家としても名を馳せた北大路魯山人の陶芸作品、林義雄、武井武雄らの童画を集めその展示総数は日本画だけで1500点を越えます。

また美術館と融合した広大な日本庭園は、米国の日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」による庭園ランキングで、13年連続日本一に選ばれております。また「ミシュラン グリーンガイド ジャポン」では三ツ星に輝いています。そして一部窓枠が掛け軸のようになっており、日本庭園そのものが一つの作品として展示されているような景観になっています。

出雲大社からは少し遠くにありますが、日本の四季を感じさせる世界に認められた庭園と、日本画のすばらしさ、そしてその融合を愛した実業家足立氏に思いを馳せながら見学されてはいかがでしょうか。

◆その他の情報


足立美術館

住所:島根県安来市古川町320
電話番号:0854-28-7111
営業時間:4~9月 9時~17時30分
                 10~3月 9時~17時
定休日:年中無休
駐車場:大型駐車場完備
HPhttp://www.adachi-museum.or.jp/
料金
大人2300円(1900円) 大学生1800円(1500円) 高校生1000円(800円) 小・ 中学生500円(400円)※カッコ内は20名以上の団体料金
アクセス
・JR米子駅より車で約30分
・JR安来駅より車で約15分
・無料シャトルバス(JR米子駅、JR安来駅、玉造温泉、皆生温泉より運行)
・山陰道安来ICより車で約10分

玉造温泉

◆玉造温泉とは

松江駅から車で20分ほどのところにあり、周囲三方を山に囲まれた温泉街です。※出雲大社からはバスも多数走っています。

神の湯」と呼ばれた玉造温泉は日本最古の温泉の一つに数えられます。約1300年前の書物出雲国風土記には当時から大変賑わっていたとの記載があり、「一度入れば若返り、二度入るとどんな病気も治る」と言われていたようです。天然の美肌効果がある玉造温泉は風土記だけではなく、枕草子にも記載があります。

また周辺には「玉作湯神社」「八重垣神社」「神魂神社」など由緒ある神社も多くあり、出雲大社に劣らず有名な観光地となっています。

◆見どころ

当然温泉街でありますので、旅館やホテルが立ち並び、出雲大社の参拝客の多くも利用する場所となっています。その中には日本一の広さを誇る露天風呂があったり、神話の象徴「めのう」を施した温泉があったりします。神の湯を購入できるポイントがあったり、お散歩をしているだけでも楽しめます。

【恋来井戸】

温泉街を流れる玉湯川にある井戸で、ここを泳いでいる鯉に餌をあげて寄ってくると恋の願いが叶うと言われています。近くに100円で鯉の餌が売っています。

【姫神広場】

長旅や長時間の移動を癒す足湯が魅力的なこちらの広場。綺麗に整備されており、温泉の情報や周辺地図もあるので、着いたらとりあえず向かってみるといいかと思います。

【しあわせ青めのう】

玉湯川を上流に向かって歩き、勾玉橋を過ぎると、川の中に勾玉の形をした中洲があります。その真ん中にポツンとある石が「しあわせ青めのう」です。触る事ができれば幸せになれると言われています。なんの変哲もないように見えますが、実はこの石は青めのうの原石でパワーを秘めた石なのです。しかし、この石の水没率は50%なので触れるかどうかはあなたの運しだいです。

このほかにもたくさんパワースポットや人気韓国スポットがありますし、グルメも楽しめて一日中過ごせます。ぜひ宿泊をかねてでも行ってみてください!

◆出雲大社からのアクセス

【車】
出雲大社から、国道431号線を使って南下し、
山陰自動車道・出雲ICへ(約20分)

出雲ICから、松江玉造IC
(約30分・1060円)

松江玉造ICで降りて、玉造温泉へ(約10分)

【電車】
一畑バスの「出雲大社連絡所」or「正門前」バス停から
バスに乗り、JR出雲市駅へ(20分・500円)

JR出雲市駅から、JR山陰本線で玉造温泉駅
(30分・500円)

玉造温泉駅から、徒歩30分ほど

※その他バスもありますが、一日に2本(15時と16時)と少ないので要注意です。

このほかにも島根県には世界遺産に登録された「石見銀山」や、国宝に登録された「松江城」、国の重要文化財に指定された「旧大社駅」など、見どころ満載です。

島根と言えば出雲大社しかないと思っていた方、それ以外の島根の魅力を感じて頂いていつかは訪れてみてはいかがでしょうか。

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