伊勢神宮 125社巡りとコースをご紹介!

 

 

神宮(伊勢神宮)には、内宮(皇大神宮)・外宮(豊受大神宮)の正宮と別宮以外にも、たくさんのお社があります。

摂社(せっしゃ)・末社(まつしゃ)・所管社(しょかんしゃ)とあり、

内宮・外宮の敷地内にあるお社もあれば、遠方にあるものもあります。

今回は、その中の摂社について詳しく説明していきたいと思います。

 

摂社とは?

 

一般的に、神社内で本社に付属する関係深いお社を摂社といいます。

これは社格ではなく,戦前の旧官国幣社(かんこくへいしゃ)においては、

本社祭神の后(きさき)神、御子(みこ)神をまつるお社

本社旧跡に設けたお社

本社祭神の荒御魂(あらみたま)をまつるお社

地主神のお社など

本社と関係深いお社を摂社としていて、それにつぐお社を末社としていています。

古くには、(所摂)と記されている例もありました。

また、本社の境内にある境内社と境外にある境外社といった区別もあります。

 

神宮の摂社は、平安時代に作られた「延喜式神名帳」(えんぎしきじんみょうちょう)という国の神社台帳に記載されている神社「式内社」の事をいい、

由緒ある古社のことをいいます。

「式内社」(しきないしゃ)は全国で2861社あり、

その中で、神宮の摂社は43社あります。

ちなみに、「延喜式神名帳」に記載がない神社を式外社(しきげしゃ)といいます。

また、「皇太神宮儀式帳」(こうたいじんぐうぎしきちょう)や「止由気宮儀式帳」(とゆけぐうぎしきちょう)※に記載しているお社が末社、

両書に記載されていませんが神宮との密接な関係により古くから祀られている

お社が所管社と称されています。

※鎮座の由来などについて記した重要な神宮資料

【神宮・摂社】43

内宮(皇大神宮)27

1【朝熊神社 】所在地:三重県伊勢市朝熊町字櫻木2566-1

2【朝熊御前神社 】所在地:朝熊神社境内

3【園相神社】所在地:三重県伊勢市津村町字白木723

4【鴨神社】所在地:三重県度会郡玉城町山神字岡谷1398

5【田乃家神社】所在地:三重県度会郡玉城町矢野字宮前387

6【田乃家御前神社】所在地:田乃家神社同座

7【蚊野神社】所在地: 三重県度会郡玉城町蚊野字里中1807

8【蚊野御前神社】所在地: 蚊野神社同座

9【湯田神社】所在地: 三重県伊勢市小俣町湯田字孤山983

10【大土御祖神社】所在地:三重県伊勢市楠部町字尾崎2132

11【国津御祖神社】所在地:大土御祖神社境内

12【朽羅神社】所在地: 三重県度会郡玉城町原字森ノ前272

13【宇治山田神社】所在地: 三重県伊勢市中村町字西垣外918番地

14【津長神社】所在地: 三重県伊勢市宇治今在家町字柏崎153-1

15【堅田神社】所在地: 三重県伊勢市二見町茶屋字堅田442-2

16【大水神社】所在地:三重県伊勢市宇治今在家町字林崎163-1 

17【江神社】所在地:三重県伊勢市二見町江字明神奥992

18【神前神社】所在地: 三重県伊勢市二見町松下字尾谷1407-5

19【粟皇子神社】所在地:三重県伊勢市二見町松下字鳥取1687-2

20【川原神社】所在地: 三重県伊勢市佐八町字泉水1559

21【久具都比賣神社】所在地: 三重県度会郡度会町上久具字久具都裏211

22【奈良波良神社】所在地: 三重県度会郡玉城町宮古字矢倉戸833

23【棒原神社】所在地:三重県度会郡玉城町上田辺字朝久田2466

24【御船神社】所在地: 三重県多気郡多気町土羽字南出505

25【坂手国生神社】所在地: 三重県度会郡玉城町上田辺字大山田二144-1

26【狭田国生神社】所在地: 三重県度会郡玉城町佐田字牛カウベ322番地

27【多岐原神社】所在地: 三重県度会郡大紀町三瀬川字久保海道94

 

外宮(豊受大神宮)16

28【草奈伎神社】所在地: 三重県伊勢市常磐一丁目5番

29【大間国生神社】所在地:草奈伎神社境内 

30【度会国御神社】所在地:外宮境内

31【度会大国玉比賣神社】所在地: 三重県伊勢市豊川町 

32【田上大水神社】所在地: 三重県伊勢市藤里町字大丸679

33【田上大水御前神社】所在地:田上大水神社同座 

34【志等美神社】所在地: 三重県伊勢市辻久留一丁目13番

35【大河内神社】所在地:志等美神社境内

36【清野井庭神社】所在地: 三重県伊勢市常磐一丁目8番

37【高河原神社】所在地:月夜見宮境内

38【河原神社】所在地: 三重県伊勢市御薗町新開下倉304

39【河原淵神社】所在地: 三重県伊勢市船江一丁目10-140

40【山末神社】所在地: 三重県伊勢市豊川町

41【宇須乃野神社】所在地: 三重県伊勢市御薗町高向字南世古2653

42【御食神社】所在地: 三重県伊勢市神社港字南小路1

43【小俣神社】所在地: 三重県伊勢市小俣町元町1072

 

 

125社の内容は

神宮125社の詳細は、

内宮・外宮・別宮(14社)

摂社(43社)・末社(24社)

所管社(42社)

となっております。

この神宮の125社めぐりをする場合、大きく分けると12のコースがあります。

伊勢市だけでなく、度会郡大紀町、玉城町・度会町、

志摩市、松阪市、鳥羽市、多気郡多気町の4市2郡に分布するため、かなりの広範囲になります。

車で巡拝しても1日で全部まわるのは難しいです

何度かに分けて、ゆっくり心に余裕をもって宮社125社めぐり歩きをおすすめします。

 

125社めぐり12コースとその周辺

1.【内宮めぐりコース】

(参拝20社・内宮境内他・約3km)

・皇大神宮

・荒祭宮(あらまつりのみや)

・風日祈宮(かぜひのみのみや)

・滝祭神

・屋乃波比伎神(やのはひきのかみ)

・宮比神(みやびのかみ)

・興玉神(おきたまのかみ)

・御稲御倉神(みしねのみくらのかみ)

・由貴御倉神(ゆきのみくらのかみ)

・御酒殿神(みさかどののかみ)

・四至神(みやのめぐりのかみ)

・子安神社(こやす)

・大山祇神社(おおやまつみ)

・津長神社(つなが)

・大水神社

・新川神社(にいかわ)

・石井神社(いわい)

・川相神社

・熊淵神社(くまふち)

・饗土橋姫神社(あえどはしひめ)

 

*周辺

内宮周辺には、おかげ横丁があり50余りのお店が立ち並んでいます。

お食事処(伊勢うどん・赤福など)・お土産などが買えます。

大水神社には大楠があります。その近くに白い土塀があるのですが、

そこはかつて内官の神職の学舎だった林崎文庫で、

春秋の神楽祭の時だけ一般公開されます。

 

2.【外宮めぐりコース】

(参拝18社・伊勢市・約6km)

・豊受大神宮

・多賀宮(たかのみや)

・土宮(つちのみや)

・風宮(かぜのみや)

・四至神(みやのめぐりのかみ)

・下御井神社(しものみいの)

・上御井神社(かみのみいの)一般の立ち入り出来ない区域にある

・御酒殿神(みさかどののかみ)一般の立ち入り出来ない区域にある

・度会国御神社(わたらいくにみ)

・度会大国玉比賣神社(わたらいおおくにたまひめ)

・山末神社(やまずえ)

・大津神社

・伊我理神社(いがり)

・井中神社

・月夜見宮(つきよみのみや)

・高河原神社(たかがわら)

・田上大水神社(たのうえおおみず)

・田上大水御前(たのうえおおみずみまえ)

 

*周辺

外宮周辺も内宮と同じように、外宮参道があり飲食店など50店舗が並んでいます。

(お食事処・お土産・伊勢木綿・伊勢器市など)

伊我理神社周辺には、豊宮崎文庫跡があります。

こちらは外宮の神職の学舎でしたが、現在は門と塀が残っているだけです。

 

3.【五十鈴川めぐりコース】

(参拝16社・伊勢市・約12km)

・月読宮(つきよみのみや)

・月讀荒御魂宮(つきよみのあらみたまのみや)

・伊佐奈岐宮(いざなぎのみや)

・伊佐奈彌宮(いざなみのみや)

・倭姫宮(やまとひめのみや)

・葭原神社(あしはら)

・宇治山田神社(うじようだ)

・那自賣神社(なじめ)

・大土御祖神社(おおつちみおや)

・宇治乃奴鬼神社(うじのぬき)

・国津御祖神社(くにつみおや)

・葦立弖神社(あしだて)

・朝熊神社

・朝熊御前神社(あさくまみまえ)

・鏡宮神社(かがみのみや)

・加努弥神社(かぬみ)

 

*周辺

国津御祖神社周辺には、大御刀代(おおみとしろ)といわれる神田(しんでん)が約3ヘクタールあり、

内宮御鎮座以来ずっとここでお米を作っています。

※大御刀代とは、神社に寄附した田地。神に供える稲を作る田の事をいいます。

 

4.【大湊・神社めぐりコース】

(参拝5社・伊勢市・約15km)

・河原淵神社(かわはらぶち)

・河原神社(かわら)

・毛理神社(もり)

・御食神社(みけ)

・志宝屋神社(しおや)

 

*周辺

上記5社は、造船や鉄工所で栄えていた伊勢の海の玄関口にあります。

大湊海岸は宮川と五十鈴川の河口に挟まれた海岸で、きれいに整備された

 砂浜がとても長い、伊勢市民に人気の初日の出スポットになっています。

昔は、船参宮のお客が、三河や遠江からたくさん上陸していたそうです。

 

5.【小俣めぐりコース】

(参拝10社・伊勢市・約11km)

・宇須乃野神社(うすのの)

・縣神社(あがた)

・草奈伎神社(くさなぎ)

・清野井庭神社(きよのいば)

・大間国生神社(おおまくなり)

・志等美神社(しとみ)

・大河内神社(おおこうち)

・打懸神社(うちかけ)

・小俣神社(おばた)

・湯田神社(ゆた)

 

*周辺

打掛神社このあたりは、1500年前は山田の原と呼ばれた原野であり、そこを開墾した

灌漑用(かんがいよう)の堤防を守る神が多く祭られています。

また、途中には、かつて斎王が神宮に年3回参向される時に宿舎としていた離宮院跡があります。

今は、離宮院公園となっています。

 

6.【田丸めぐりコース】

(参拝5社・度会郡・約13km)

・狭田国生神社(さたくなり)

・坂手国生神社(さかてくなり)

・奈良波良神社(ならはら)

・小社神社(おごそ)

・鴨下神社(かもしも)

 

*周辺

約670年の歴史が刻まれた田丸城跡があります。石垣や天守台などの建造物は当時の姿を留めており、

訪れた人に歴史を感じさせてくれます。また、古くから熊野街道出立の地としてお伊勢参りを終えた参拝者が

熊野詣でへと向かう、熊野古道の起点を意味する道標があります。

周辺には宿場町が広がっており、熊野へ向かう参詣者はそんな田丸の地で旅支度を整えたといわれています。

 

7.【宮川めぐりコース】

(参拝3社・伊勢市・度会郡・約16km)

・川原神社

・園相神社(そのお)

・久具都比賣神社(くぐつひめ)

 

*周辺

宮川は明治に至るまで恒久的な橋がなく、人々は「柳の渡し」「桜の渡し」「磯の渡し」の三ヶ所の渡しから

川を渡し舟で行き来していました。また、度会茶の産地でもあって茶畑が多くのどかなところです。

 

8.【磯殿・斎宮めぐりコース】

(参拝18社・松阪市・多気郡・約10km)

・神服織機殿神社(かんはとりはたどの)末社8社

・神麻続機殿神社(かんおみはたどの)末社8社

 

*周辺

神服織機殿神社は、絹を織る神社で、神麻続機殿神社は、麻を織る神社です。

昔、この辺りは大陸から渡ってきた紡織の高等技術集団が住んでいて、伊勢神宮の衣服を担う

服部神部となったといわれています。地名も、黒部・呉部・御糸・麻生など紡織にちなむ名前が多く

松阪木綿の名産地でもありました。また、近くには斎宮跡に建つ斎宮歴史博物館もあります。

 

9.【外城田めぐりコース】

(参拝10社・度会郡・多気郡・約15km)

・御船神社(みふね)

・牟弥乃神社(むみの)

・朽羅神社(くちら)

・鴨神社

・田乃家神社(たのえ)

・田乃家御前神社(たのえみまえ)

・蚊野神社(かの)

・蚊野御前神社(かのみまえ)

・棒原神社(すぎはら)

・津布良神社(つふら)

 

*周辺

見渡すかぎり田園風景で、のどかなところです。ここら辺は、二千年前に内宮御鎮座する時に奉仕した、

荒木田氏が住んでいたので、荒木田氏一族がおまつりしている氏神や氏寺が数多くあります。

的山公園から鴨神社に向かう途中には、氷室洞くつや古代祭祀を想像させる石積があります。

 

 

10.【鳥羽・磯部めぐりコース】

(参拝7社・鳥羽市・志摩市・約2.5km)

・伊雑宮(いざわのみや)

・佐美長神社(さみなが)

・佐美長御前神社(さみながみまえ)四社

・赤崎神社

 

*周辺

佐美長神社には、昔、真鶴が稲穂をくわえて飛来し大御神に捧げたという神話があり、日本のお米発祥の地の一つとされていて

6月24日に行われる御田植式は日本三大御田植祭りの一つです。

 

11.【二見めぐりコース】

(参拝7社・伊勢市・約12km)

・御塩殿神社(みしおでん)

・堅田神社(かただ)

・江神社(え)

・神前神社(こうざき)

・許母利神社(こもり)

・荒前神社(あらさき)

・粟皇子神社(あわみこ)

 

*周辺

御塩殿神社は、神事に欠かせない堅塩を作る施設を備えていて御塩浜(みしおはま)は、御塩殿神社に付属する塩田です。

二見浦海岸から夫婦岩を見ることが出来ます。池の浦では、昔アラメやワカメや蠣(かき)を取る贄海神事が行われていました。

 

12.【瀧原めぐりコース】

(参拝6社・度会群・約11km)

・瀧原宮(たきはらのみや)

・瀧原竝宮(たきはらならびのみや)

・若宮神社

・長由介神社(ながゆけ)

・川島神社

・多岐原神社(たきはら)

 

*周辺

多岐原神社は他の5社とは少し離れています。

その近くには三瀬の渡し跡があり、熊野古道にも近くてのどかな場所です。

 

 

神宮125社一つ一つのお社に、様々な神々様をおまつりしていて、昔から言い伝えられている神話が残っていたり、

二千年もの長い年月、現在に至るまで代々受け継がれている事などとても歴史を感じさせられます。

また、どのお社もきれいに保たれていて、とても澄んだ空気に包まれ地域の方々にとても愛されている印象があります。

125社をめぐるのには、各旅行会社のツアーもありますし、個人で行くなら車や125社周遊タクシー、おかげバスなどもあります。

何日かまたは、何回かに分けてめぐる場所を想いながら、日程を組むのも楽しいものです。

125社の宮社をめぐり、二千年にわたる日本の歴史を感じながら、125社一つ一つの神々様に今あるすべてに感謝し参拝したいですね。