教養のある人って、素敵ですよね。宗像大社について調べていくと、近くには素晴らしい博物館や美術館がたくさんあることを知りました! そこで今回は宗像大社周辺の博物館や美術館について、見どころとアクセス情報を簡単にご紹介していきます。
目次
宗像大社周辺の博物館・美術館
宗像大社神宝館
宗像大社辺津宮の境内にある「神宝館」は、宗像大社に行ったら必ず押さえておきたいスポットです! 沖ノ島から発掘された神宝のほか、宗像大社に伝わる神宝が展示されています。
見どころはなんといっても、「海の正倉院」と呼ばれる沖ノ島から出土した神宝の数々。昭和20年代から行われた学術調査によって、古代祭祀遺跡から発掘されたものです。神宝館には約12万点もの奉献品が収蔵されているといい、そのうちなんと8万点もが国宝に指定されています。
有名な金製指輪(5世紀頃朝鮮半島で作られたとみられる)や、金銅製龍頭(出土例は世界に一つだけ)なども見ることができます。その他も、国宝級の展示品がごろごろ。初めて宗像大社を訪れるという方には、絶対に立ち寄っていただきたい感動スポットです。
- 神宝館
【所在地】福岡県宗像市田島2331(辺津宮境内)
【電話番号】0940-62-1311
【アクセス】九州自動車道 若宮ICより約20分/JR東郷駅よりバス約12分「宗像大社前」下車
【開館時間】9:00~16:30(最終入館16:00)
【休館日】年中無休
【入場料】一般800円・高大生500円・小中生400円
【駐車場】あり
海の道むなかた館
「海の道 むなかた館」は辺津宮に隣接しているので、参拝後に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。海の道をテーマとした常設展示のほか、年に数回は国宝や重要文化財の展示が行われ、宗像の歴史を学ぶことができます。
「海の道 むなかた館」へ行ったらおすすめしたいのが、沖ノ島の3Dシアターです。3Dメガネをかければ、神の島・沖ノ島の空間をリアルに体験することができます。お子さんからはもちろん、大人からの評判も良いんです。
「海の道 むなかた館」は無料で楽しめるうえ、館内には軽食の取れる休憩スペースやお土産ショップなどもあります。休憩がてら、こちらを訪れてみてはいかがでしょうか。
- 宗像市郷土文化学習交流館海の道 むなかた館
【所在地】福岡県宗像市深田588
【電話番号】0940-62-2600
【アクセス】九州自動車道 若宮ICより約20分/JR東郷駅よりバス約12分「宗像大社前」下車
【開館時間】9:00~18:00
【休館日】月曜日(祝日の場合は翌平日)
【入場料】無料(特別展示の場合は有料になることもあり)
宗像大社から足を延ばして行きたい博物館・美術館
では次は、時間に余裕がある方にぜひ立ち寄っていただきたい博物館・美術館をご紹介しますね。
九州国立博物館
「九州国立博物館」は太宰府天満宮に隣接する、日本で4番目に建てられた国立の博物館です。なんでも太宰府天満宮が博物館建設のため、土地の一部を寄贈したのだとか。敷地面積は166,477平方メートル、これは東京ドーム3.5個分に相当する広さだそうですよ。
館内には日本の対外文化交流(旧石器時代から江戸時代まで)をテーマとした文化交流展示室や特別展示室のほか、ミュージアムホールまであります。ホテルニューオータニ博多が運営するレストランやカフェもありますので、充実した時間を過ごせそうです。
おすすめは毎週日曜日に行われるバックヤードツアー。収蔵庫や文化財保存修復施設などを見学することができます。ただし定員30名、当日先着順(受付時間12:00から)となっていますのでお気を付けください。
- 九州国立博物館
【所在地】福岡県太宰府市石坂4-7-2
【電話番号】092-918-2807
【アクセス】太宰府ICから約20分/西鉄太宰府駅より徒歩約10分
【開館時間】9:30~17:00(最終入館16:30)/金・土9:30~20:00(最終入館19:30)
※閉館時間は変更される場合あり
【休館日】月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)
【入場料】大人430円・大学生130円
福岡市博物館
福岡タワーやヤフオクドームからも近い「福岡市博物館」。福岡の歴史と民俗についての展示が行われています。また黒田官兵衛でおなじみ、福岡藩主・黒田家のコレクションなどもありますよ。
「福岡市博物館」の目玉はなんといっても金印です。教科書にも出てきましたよね? 江戸時代、志賀島(しかのしま)で発見された「漢委奴国王」と書かれたアレです。「福岡市博物館」まで行けば本物を見ることができますよ。
日本人ならば、誰もが知っているであろう「漢委奴国王」の金印。トップオブ国宝を、ぜひご自身の目で確かめてくださいね。
- 福岡市博物館
【所在地】福岡市早良区百道浜3-1-1
【電話番号】092-845-5011
【アクセス】福岡都市高速道路 百道ランプより約3分/地下鉄西新駅より徒歩約15分など
【開館時間】9:30~17:30(最終入館17:00)
【休館日】月曜日(祝休日の場合は翌平日)・年末年始(12月28日~1月4日)
【入場料】一般200円・高大生150円
福岡アジア美術館
最後のご紹介するのは「福岡アジア美術館」です。古代からアジアへの玄関口であった福岡。現在は世界で唯一、アジアの近現代の美術作品を集めた美術館があります。西洋美術とはまた違う、アジア独自の美意識を感じることのできる作品がそろっています。
パキスタン以東、モンゴル以南、インドネシア以西の地域から美術品を収集しているそうですが、そういった国々の近現代美術といわれてピンと来るでしょうか? こちらの美術館に来れば、まだ見ぬ世界と出会うことができるかもしれません。
- 福岡アジア美術館
【所在地】福岡市博多区下川端町3-1 リバレインセンタービル7・8階
【電話番号】092-263-1100
【アクセス】車:大宰府方面から都市高速千代ランプより約7分/北九州方面から都市高速呉服町ランプより約5分
公共交通機関:地下鉄中洲川端駅6番出口よりすぐ
【開館時間】10:00~20:00(最終入館19:30)
【休館日】水曜日(休日の場合は翌平日)・年末年始(12月26日~1月1日)
【入場料】一般200円・高大生150円
最後に
今回は、宗像大社とあわせて行きたい博物館・美術館についてご紹介しました。現地へ行かないと、なかなか見ることのできないものばかりです。ぜひ宗像大社の参拝後、立ち寄ってみてくださいね。
(TOP画像(九州国立博物館)引用:クロスロードふくおか様 https://www.crossroadfukuoka.jp/jp/ )