出雲大社と砂の御守り

出雲大社の参拝を検討されている方、参拝の経験がある方は「砂のお守り」というキーワードを耳にしたことがあるでしょう。

ここでは出雲大社に関する「砂のお守り」についてご説明をしたいと思います。

目次

素鵞社の砂

一番はやはり素鵞社の砂のお守りではないでしょうか。

まずは素鵞社についてご説明させていただきます。

素鵞社とは


出雲大社ご本殿裏にある「素鵞社(そがのやしろ)」には、大国主大神様の親神、素戔嗚尊(すさのおうのみこと)が祀られています。素鵞社は、出雲大社の隠れパワースポットです。

素鵞社の裏にあるのは、八雲山。強いパワーを感じられる八雲山は、この山自体がご神体となっています。敏感な方は、ここに来ると強い霊気を感じられるのではないでしょうか。

平成の大遷宮につき2014年の年末頃まで、素鵞社の修造工事は続いておりました。素鵞社のご神体は、いったん出雲大社 東側の“釜社(かまのやしろ)”に移されており、参拝されたい方は、こちらへ足を運んでいました。

素鵞社の砂の御守り

素鵞社の砂を持ち帰り御守りにする信仰をご存知でしょうか。

これは元々地元の方が行っていた信仰の一つらしくそれが広まったそうです。

やり方

稲佐の浜から砂を頂いてきて、
それを素鵞社にお供えし、今度は素鵞社から砂を頂きます。これが素鵞社の砂のお守りです。巾着などが売られているわけではないので小さなビニール袋などを持参しましょう

使い方としては

神棚にお供えする

家の庭に撒く

農家の方や家庭菜園などやられている方はその畑に撒く

などがあります。家の庭に撒くと家と家族を守って下さり、田畑に撒くとよく作物が実るというように言われています。

稲佐の浜の砂もお守りなの?

残念ながらそのままでは稲佐の砂はお守りではありません

前述したように、素鵞社の砂を持ち帰ることでそれをお守りとするものです。

当然自然に湧いて出るものではないので補充をしなければいけません。その補充をするためにいただくのが稲佐の浜の砂です。

稲佐の浜からいただいた砂に素鵞社の下でスサノオのパワーが注入されお守りとなるのです。

しかし、稲佐の浜という場所は弁財天が祭られている弁天島や、神話「国譲り」がされたとされる屏風岩があったり、八百万の神様を迎え入れる入り口でもあり、出雲大社と並び最強のパワースポットでもあります!

 

日御碕神社の砂

素鵞社と並んで注目されているのか日御碕神社の砂のお守りです。

見ていきましょう!

日御碕神社とは

出雲大社から車で約20分ほどの、島根県の西端に位置し、『出雲国風土記』に「美佐伎社」と記される古社です。

神社は下の宮「日沈宮(ひしずみのみや)」と上の宮「神の宮」という上下二社からなり、両本社を総称して『日御碕神社』と呼びます。

それぞれ日沈宮には天照大御神(あまてらすおおみかみ)、上の宮には素戔嗚尊が鎮座されています。

出雲大社の御祭神大国主命大神(おおくにぬしのみこと)の親神であることから出雲大社の親社とされています。

日御碕神社の砂の御守り

日御碕神社では各種の御守りに加えて、「御神砂守」(500円)というお守りが売られています。

これは神職の方に声をかけないと頂けないものですので注意が必要ですね。

ご利益としてご神職の方曰く、何かあったときにこのお守りを握ると守ってくださる最強の厄払いの御守りだそうです。中には事故で負傷した傷が治ったりというお話もあります。

一年で返さないといけないということもないらしく、一生持っていてもご利益があるのだとか!

日御碕神社の周辺にはこのほかにも日御碕灯台や海鮮丼が楽しめたり、出雲大社に行ったら一緒に回りたいパワースポットです。

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