出雲大社の結婚式「寿婚儀」は、福の神・縁結びの神さま大国主大神の神前において「天之御柱めぐり」という日本最古の結婚の儀式が行われます。
そんな島根の出雲大社で結婚式を挙げたいと考える方が増えています。
出雲の国で八百万の神々から見守られながら親族、友人たちの祝福のなかでの格調高い伝統的の結婚式を2人の素敵な一生の思い出にしたいというのは誰しもが思うことですよね。
だからこそ、調べてみると色々な情報が散乱していて分からなくなってしまう人もいるかも知れません。
地元の方なら勘違いしないと思いますが、大しめ縄で有名な神楽殿のある「出雲大社(千家家)」と「出雲大社北島国造館(北島家)」でおこなう結婚式の費用や挙式内容を混同して紹介している場合が多いことです。
どちらも出雲大社の神さまを祀る神前で結婚式をしますが、まったく別ですので注意が必要です。ここでは出雲大社(千家家)での挙式についてご紹介します。
目次
出雲大社で挙げる結婚式
◆費用は?
まず結婚式を挙げるためには必ずだれでも納めなければならない金額があります。
挙式初穂料:50,000円
これが全ての人が必ず納める料金です。サイトによってはこの50,000円だけで事足りるようなことを書いていてありますが、そんなことはありませんので注意してください。
もしそれで終わらそうとしたら、自分の持っている服と、メイク、誰も呼ばないのであれば可能かもしれません。
しかし普通に考えればその他にも衣装代、メイク代、写真(前撮り)代、会食代などかかるのは当然です。出雲大社ではトータルするとだいたい安くても450,000~500,000円程が平均のようです。もちろん衣装や、料理を選択で前後するとは思います。
挙式以外にも、打ち合わせの際の宿泊代や、移動の交通費など費用は掛かります。
忘れてはいけないのは遠方から招待する方の交通費と宿泊費です。計画の時点からでしっかり誰を呼ぶのか決めておきましょう。
◆式場は?
出雲大社で結婚式を挙げる場合
・神楽殿
・おくにがえり会館
を選択できます。神楽殿は日本一大きい注連縄で有名な本殿の西側にある大きな社です。おくにがえり会館は神楽殿に隣接する、出雲大社教のお祭りを行うところです。
当日はもちろん参拝客がいますので見られるのが恥ずかしいなと思う人はおくにがえり会館の方がいいかもしれません。しかし縁結びの神様がいる神社での結婚式ですので見られても多くの参拝客にも祝福されます。
その他、開始時間や指定の衣装など微妙に違いがありますので、ご本人同士の希望に合う方を選択されることをお勧めいたします。
◆準備は?
出雲大社での結婚式の申し込みは挙式予定日の一年前まで受け付けているようです。
大まかな流れとしては
仮予約
↓
本予約
↓
申し込み、挙式初穂料を納める
↓
打ち合わせ
↓
当日
という流れです。もちろん打ち合わせの数が増えるなどの個人差はあるかと思います。
◆全部自分でやらなくてはいけないの?
細かく説明させて頂きましたが、全部自分で手配をしたりしなければならないのかというとそんなことはありません。
上記でご説明した内容をご希望に合わせてトータルで案内や手配してくれる業者もいくつかあります。しかし、中にはぼったくりのような高額の費用を請求するところや、安いを売りにして、良くないものを用意したりする業者もあるようなので、しっかり見比べて決めることをお勧めします。
結婚式は一生に一度の晴れ舞台です。※個人差はあります(笑)
納得のいく忘れなれない素敵なものになることをお祈りします。
関連ページ「大きな注連縄が目印神楽殿」