今回は、日本各地からの伊勢神宮へのアクセスと費用・時間について、まとめました。
観光客は外宮から内宮の順番で参拝するのが一般的ですので、まずは各地から外宮へのアクセス、
次に外宮から内宮への行き方について、最後は乗用車で伊勢神宮へ向かわれる方への情報をご紹介しますね。
目次
東京から伊勢市駅へのアクセス
外宮の最寄り駅は、伊勢市駅です。外宮へは徒歩10分程度で到着します。
ということで、各地から伊勢市駅までのアクセスについてご紹介してきます。
新幹線を利用する方法
やはり早さと快適さを求めるなら、新幹線を利用するのが一番なのではないでしょうか。
東京方面からですと、名古屋まで東海道新幹線を使います。
その後は名古屋方面から行かれる方と同様のルートとなりますので、「名古屋から伊勢神宮へのアクセス」を参照してください。
【目安】予算:13,000円程度 時間:約3時間20分 (東京駅から伊勢市駅まで)
夜行バスを利用する方法
できるだけ交通費を抑えたい方は、夜行バスを利用するのも良いかもしれません。
東京から名古屋まで新幹線を使い、そこからJRや近鉄に乗り換える場合よりも、
最大片道で1万円もお得になることもあります。
東京方面からですと、東京・新宿・池袋・立川・横浜・川崎・大宮などから乗降できるバスもあります。
バスに乗ってしまえば、朝起きたら伊勢に着いています。とても楽ですよね。
朝早く到着するため、伊勢神宮へ早朝参拝したい方にはおすすめです。
また、神宮周辺には早い時間から営業している飲食店も数多くあるため、朝食にも困りません。
【目安】予算:7,000円程度 時間:約9時間 (新宿から乗車した場合)
車で行くならフェリーを使うという手段も
東京方面から車で伊勢神宮へ向かう予定の方におすすめなのが、フェリーを使うという方法です。
伊勢フェリーは、鳥羽と伊良湖岬を最短55分で結んでいます。
ずっと陸路で移動するよりは、渋滞に巻き込まれる心配もなくて良いと思います。
乗船中は伊勢の島々を眺めながら、移動ができます。詳しくは、伊勢フェリーの公式HPをご覧ください。
名古屋から伊勢市駅へのアクセス
名古屋からはJRの快速、または近鉄の特急電車を利用し、伊勢市駅に向かいます。
伊勢市駅はJR・近鉄の両方が止まります。
駅から外宮まで参道がありますので、そちらにある飲食店でご飯を食べてから参拝するのも良いかもしれません。
【目安】予算:2,000円程度 時間:約1時間30分 (JR名古屋駅から乗車した場合)
大阪から伊勢市駅へのアクセス
大阪方面から伊勢神宮へ向かうには、近鉄の駅を利用するのが良いと思います。
近鉄特急に乗り、外宮の最寄り駅である伊勢市駅へ向かいます。
【目安】予算:3,120円 時間:1時間45分 (大阪難波駅から乗車した場合)
中部国際空港から伊勢市駅へのアクセス
東京・名古屋・大阪からのアクセスをご紹介してきましたが、
遠方からいらっしゃる場合ですと、飛行機を利用するという方法もあります。
その場合、名古屋に近い中部国際空港(セントレア)を経由すると良いでしょう。
セントレアから伊勢神宮まで楽にアクセスする方法として、
高速船とリムジンバスを乗り継いでいくという手段があります。
セントレアから徒歩ですぐの乗船場から高速船に乗り、津で三交交通神宮リムジンバスに乗り換えるという方法です。
こちらのリムジンバスを利用すると、伊勢市駅でなく、外宮前や内宮前でも下車することができます。
詳しくは、下記セントレアのページをご覧ください。
http://www.centrair.jp/access/access/ship.html
【目安】予算:3,200円 時間:約2時間 (セントレアからの運賃)
観光特急しまかぜに乗る
少しラグジュアリーな気分で伊勢へ向かいたい方は、観光特急しまかぜに乗るというのはいかがでしょうか。
展望車両が用意され、窓から美しい眺めを堪能することができます。
しかも座席はプレミアムシートですので、快適な時間を過ごすことができますよ。しまかぜに乗ること自体が、楽しみな旅になりそうですね!
大阪・京都・名古屋方面からお越しの方は、ぜひ検討してみてください。
大変人気がありますので、早めの予約をおすすめします。詳しくは、公式HPをご覧ください。
http://www.kintetsu.co.jp/senden/shimakaze/
【目安】予算:普通運賃・特急料金にしまかぜ特別車両料金分820円上乗せ
外宮から内宮への行き方
外宮への参拝が終わったら、次は内宮へと向かいましょう。外宮から内宮の距離は、およそ5.5kmです。
なお、タクシーを使うという手段は、割愛させていただきました。
バスに乗る方法
外宮前のバス停から内宮行きのバスが出ています。
「バスのりば」と大きく書いてありますので、迷う心配はいらないと思います。観光地ですので、本数も多めに出ています。
あえて徒歩で向かう方法
バスやタクシーを利用すれば、スムーズに移動できる外宮・内宮間ですが、あえて徒歩で向かうという方法もご紹介したいと思います。
昔の人びとは、徒歩でお伊勢参りをしたのですから!
外宮と内宮を結ぶ通りには、御木本道路・古市参宮街道・御幸通りがあります。
御木本道路
御木本(みきもと)道路は、これからご紹介する3つの道の中での最短ルートとなります。
ちなみに「御木本道路」という名前ですが、真珠王・御木本幸吉が資金を提供したことに由来しているそうです。
昭和の時代にできた、新しい道です。こちらの道を使うと、外宮から内宮まで、約1時間です。
古市参宮街道
3つの中では最も古い道です。江戸時代には、お伊勢参りの旅人たちで賑わいました。
十返舎一九の『東海道中膝栗毛』にも登場する通りです。
現在でも当時の面影を残す旧跡が残っているので、かつてのお伊勢参りに思いを馳せつつ歩けそうです。
約1時間15分で内宮へ到着します。
御幸通り
「御幸」と名の付く通り、天皇陛下の参拝経路として利用されている道です。
道沿いには、月読宮や神宮徴古館などもあるので、「移動」ではなく「観光ルート」として捉えた方が良いかもしれません。
御幸通りを使うと少し遠回りになります。
そのため、どこへも立ち寄らずに1時間30分かかりますので、体力に自信のある方におすすめです。
タクシーを賢く使おう!
初めて伊勢を訪れる方におすすめなのが、現地についたら観光タクシーを使うことです。
外宮⇔内宮へのアクセスもスムーズですし、他の観光スポットへも楽々移動ができます。
伊勢の知識が豊富な運転手さんですから、初心者だとなかなか行けないような素晴らしいスポットへも連れて行ってくれます。
実際に私も利用したのですが、伊勢志摩スカイラインは最高でした!
グループで行けば、一人当たりの料金もそんなに高くはありませんので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
下記のタクシー業者さん以外にも、いくつか貸切観光タクシーをやっている会社がありますので、予算や目的地に応じて、選んでみてください。
パーク&バスライド
最後に、乗用車で伊勢神宮へと行かれる方への情報です。
伊勢神宮ではお正月やGWなど、大変な混雑が予想される時期には
「パーク&バスライド」という交通対策を行っています。
車で一旦、県営サンアリーナへ向かい、そこからはシャトルバスへ乗り換える必要があります。
実施していない時期もありますので、最新情報をチェックしてくださいね。
パークアンドライドではなく、公共の交通機関を使うことが推奨されています。
三重県伊勢市朝熊町字鴨谷4383-4
以上、各地から伊勢神宮へのアクセス情報などをご紹介しました。素敵なお伊勢参りになるといいですね!