茨城の出雲大社教会

常陸(日立ち)の国にも出雲大社の教会があります。
一時期出雲大社のお家騒動などとまことしやかに騒がれた過去もあるこちらは、宗教団体としては出雲大社でも出雲大社教でもない独立した団体になっています。しかし御祭神は大国主命大神でそのご利益も縁結びで本所と変わりなく毎年多くの参拝客が訪れます。

目次

由緒

平成4年12月4日、島根県出雲大社よりご分霊をご鎮座。「日本文徳天皇実録」(871年)によると、ご祭神大国主大神は、神代の昔、常陸の国(現在の茨城県)の少彦名神(すくなひこなのかみ)と共に国づくりに励まれたと伝えられています。

大神は天照大御神(あまてらすおおみかみ)に国土をお譲りになり、日本の建国に大きな功績をお立てになりました。これより、国土の守護神・大地主大神(おおとこぬしのおおかみ)として仰がれ、農業・漁業・医療の神、また縁結びの神として、幸運開運・商売繁盛・災難除け、さらには人間の死後の霊魂をご守護・お導き下さる幽冥主宰大神(かくりよしろしめすおおかみ)として、実にそのご神徳は宏大なるものがあり、様々な別名を持ちます。

日が沈み休まる「日隅宮」(ひすみのみや)と称される島根県・出雲大社から、大国主大神の第二御子神である建御名方大神(たけみなかたのおおかみ)が鎮まる長野県・諏訪大社を通り、日が生まれる国・常陸国へと直線上で結ばれたご神縁の地・茨城県笠間市へ大国主大神のご分霊にお鎮まり戴きました。

様々な背景があるようですが、平成26年9月16日、名称を常陸国出雲大社(ひたちのくにいずもたいしゃ)と改称し、単立宗教法人として新たな歩みを始めました。これにより、島根県出雲大社・出雲大社教との包括関係が廃止され、単立神社としての立場が尊重され、大国主大神の御神徳が拡がるよう歩みを進まれております。

 

年間行事

主な年間行事

1月1日 元旦四方拝

元日の午前0時、新しい年の最初の神事。天皇家の弥栄と日本の繁栄、縁ある皆様のご祈願を宮司(教会長)自ら執り行います。

2月3日 節分祭

神主や総代会、年男・年女の皆様による撒豆が恒例。福豆をいただき、今年一年健康に過ごせるよう祈念致します

4月29日 薬神祭

ご祭神少名彦神を祀る薬神神社の大祭。

6月最終日曜日 夏越大祓祭

半年間の罪・穢れを祓う神事。人形(ひとがた)に自身の罪や穢れを吹きかけ、お祓いします。

8月15日 夏のみたままつり

終戦記念日に行う夏のみたままつり。戦没者を始め、縁あるみたま様に慰霊提灯を奉献し、みたま様を偲びます。

12月16日 ご遷座記念祭・龍蛇神祭

平成4年にご鎮座した記念祭。これに合わせて龍蛇神社の大祭も行います。

12月23日 年越大祓祭

今年一年の罪・穢れを祓う神事。

12月31日 若水祭

大みそか、宮司(教会長)がご本殿心の御柱前で行う特別神事。ご祈念した若水は午前0時の元旦四方拝にてお配り致します。

アクセス


電車利用の場合


【東京方面から

JR上野駅から常磐線(スーパーひたち&フレッシュひたち)で友部駅(約60分)

友部駅から笠間・下館方面の水戸線へ乗り換え、福原駅下車(約20分) 徒歩7分

【福島・ひたちなか方面から】

常磐線で水戸駅。水戸駅から笠間方面の水戸線へ乗り換え、福原駅下車(約35分) 徒歩7分

【東北方面から】

郡山から東北新幹線(約80分)→小山から水戸線笠間方面福原駅下車(約50分) 徒歩7分

車利用の場合


【東京方面から】

三郷JCTより常磐自動車道へ→友部JCT経由北関東自動車道笠間方面→笠間西I.C下車1km。

東北自動車道栃木都賀JCT→北関東自動車道笠間西I.C下車1㎞。

【福島・ひたちなか方面から】

常磐自動車道水戸I.C下車→国道50号笠間・下館方面へ→約40分走らせ右手

【小山方面から】

国道50号を笠間方面、笠間市に入ってすぐ左手

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