願い石って知ってますか?

□願い石とは

□玉作湯神社(たまつくりゆじんじゃ)

□願い石とは

願い石とは玉造温泉から徒歩圏内にある玉作湯神社にある御神体の一つです。

この願い石がある玉作湯神社の地方は古代から“まがたま”の生産が盛んだったことから“玉作信仰”も盛んだったそうです。ある日、そんな村人の前に山からまぁるい自然石が現れたのです。誰かが削ったわけでもなく初めからまぁるい自然石が山から現れることは普通ありえない(自然石は川などの水流か人の手によって丸くなるらしい)事から、村人は「石の神様の御神体が現れた」とたいそう喜び神社にお奉りしたそうです。そして、良い原石が発掘されたり、良い“まがたま”ができた時にはこの石に奉納したり、この石に触れながらお願い事をしていたのだとか。

この自然石は現在も玉作湯神社の境内に奉られています。山から湧き出す“御神水”と一緒に奉られているのは、人々に触れやすい所にお奉りするためです。

そしてこの願い石にお願いをするために現在では神社の社務所にて「叶い石」というものを授かります。そして頂いた叶い石を願い石に直接くっつけて願いを唱えると、授かった叶い石に願い石からのパワーが移り、オリジナルのお守りができるのです。

パワーと言いましたが神様と言うのは一か所に留まるものではなく、何か所にも分身のように存在できますので、願い石の神様があなたの叶い石に一部移ることになるのでそのご利益は大きいものになるでしょう。

□玉作湯神社

願い石が祀られている玉作湯神社についてご紹介します。

住所:島根県松江市玉湯町玉造522
お問い合わせ:0852(62)0006
FAX:0852(62)0006
アクセス:玉造温泉駅からタクシーで5分
     温泉街の奥にあります

玉造温泉街奥部の玉湯川東側にあり、『出雲国風土記』および『延書式』にも記載されている古社で、出雲玉作部(たまつくりべ)の祖神とされる櫛明玉命(くしあかるだまのみこと)を祀ります。出雲国造は新任の際、朝廷に参向して神賀詞(かんよごと)を奏上し、献玉するのがしきたりであったが、その玉の多くはこの地で作ったものです。櫛明玉命のほか温泉守護、温泉療法の神である大名持命(おおなもちのみこと)および少彦名命(すくなひこなのみこと)も祀ってあります。縁結びのパワースポットの一つとして多くの参拝客が訪れます。

社宝として玉作跡から出土した玉類の完成品、半製品、砥石(といし)、古代のガラス、坩堝(るつぼ)など700余りがあり、いずれも国の重要文化財となっています。境内に古代住居を摸した収蔵庫があり、玉類をおさめています。その他の社宝に不味公の采配、玉造城城主佐々木氏の陣太鼓などがあります。

【櫛明玉命】
朝廷に奉納するまがたまを作っていた人々「玉造部」の祖。三種の神器「八尺瓊曲玉(やさかにのまがたま)」を作った神とされる。
【大名持命】
出典によって変わることのある大国主命大神の別名。
【少彦名命】
大国主命大神と共に国造りをしていたことから、大国主命大神が祀られている神社の摂社や、一緒に祀られていることが多い。医療や、温泉の神様と言われている。

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