伊勢神宮と出雲大社の違いと関係性とは?気になることまとめ

伊勢神宮と出雲大社の違いと関係性とは?気になることまとめ

何かと比べられる

伊勢神宮出雲大社

そこにはどのような違いがあって、どう比較できるのでしょうか?

もしくは比較するべきものなのでしょうか・・・

それぞれをよく知っていれば今までとは違った見方ができるかもしれませんね!

 

伊勢神宮

 

三重県伊勢市にある日本人であるならば一生のうちに一度は行くべきと言われる伊勢神宮。


太陽の神様で天皇家の祖、天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀る内宮(ないくう)

衣食住の神様豊受大御神(とようけのおおみかみ)を祀る外宮(げくう)から成り立っています。



天照大御神は家庭の神棚にも祀るお札の中央であったり重ねる形式であれば一番前に来るものですね。

これは天照大御神が日本すべての神様のトップだから中央であったり先頭に来るのです。

つまり伊勢神宮は日本の神社の中心であり神社の神社でもあり、神社の中でも別格なのです。


伊勢神宮には三種の神器の八咫鏡(やたのかがみ)が御神体として祀られており、天皇であっても決して見てはならないとされています。

伊勢神宮の遷宮



20年に一度行われる伊勢神宮の式年遷宮は1300年前から始まりました。

持統天皇4年(690)の第一回にはじまり平成17年~平成25年まで8年の歳月をかけて完遂したのが最近のものです。


伊勢神宮は内宮、外宮共に東西に同じ面積の宮地があり、

遷宮の際は隣に全く同じもの全て造り御遷り頂きます



全てというのは本殿を一からということはもちろん、

御装束神宝(おんしょうぞくしんぽう)もふくめた1500点以上ものを新調します。



こうしたものを当時からの技法で作られるために、

次世代への継承という文化的側面からも大変大きな意義のあるお祭りなのです。



20年に一度というのが建物の老朽化の限界そして一世代交代の期間として最も適していると、昔の時代の人は考え伝わってきたのでしょう。




遷宮には新しくするということ以外にも、遷宮によって神様の神域がさらに強まり

古代からの祈りに、今を生きる我々の祈りが積み重なり、これを未来永劫繋いでいくという意味も含まれています。



※御装束神宝
御装束とは大神の装飾品や飾りつけの調度品のことで、神宝とは馬具や武具、文房具などの日用品のことです。


出雲大社


出雲大社は島根県出雲市にあり、旧暦10月になると全国から八百万の神様が集まり会議をすると言われるお社。

そのため普通10月の事を神無月というが出雲地方では

神在月(かみありづき)」といいます。




御本殿に祀られている神様は大国主命大神(おおくにぬしのみこと)で、

伊邪那岐(いざなぎ)が生んだ三貴神の一神素戔嗚尊(すさのおうのみこと)の子神の一神です。

 

神話から容姿端麗で、優しさと誠実さをもち、多くの女神からモテたとされています。

実際に多くの女神と結ばれており、古事記や日本書紀に登場することが最も多い神様の一神です。



神様の世界「幽世(かくりよ)」を司る神様のため、神在月には神様が集まってくるのですね。



また神話から縁結びでも有名で、その歴史は江戸時代には既に多くの書物や演劇に登場しています。


例えば有名なのは1686年(貞享3年)の井原西鶴作『好色五人女』です。
その中で、いい男の人を紹介してくださいという言葉に対してそれなら出雲の大社に頼め、という会話があり、

当時にはすでに一般的に縁結び=出雲大社ということが認知されていたことがわかります。


出雲大社の遷宮


出雲大社の遷宮は60年に一度されます。平成25年の遷宮が平成の大遷宮といい全国的に話題となり、多くの参拝客で賑わいました。


伊勢神宮と大きく違うところは、出雲大社には同じ宮地はなく、

一つ一つ古代からの木材などを使用しながら改修するというところです。

 

したがって伊勢神宮の遷宮後はぴかぴかの社が出来上がるのですが、

出雲大社は昔からの素材の味わいや深みが残ります。



現在では販売されていませんが限定品のお守りなども発売されていました。



建築物を残していくということと技術の継承、また古代から未来へつないでいくということでその意義は同様です。
これは出雲大社、伊勢神宮に関わらず遷宮というのはそのような意味があります。

出雲大社と伊勢神宮

出雲大社(以下大社)と伊勢神宮(以下神宮)はどちらが偉いの?

などと気になったりしますよね。



これを考えるためには記紀から読み取るに、

祀られている神様とその役割について考えなければならないのではないかと思います。



多くの方は天照大御神を祀る神宮の方が上と思われるかと思いますし、恐らく正しいでしょう。

しかし、前述したように

神宮の天照大御神は太陽の神様で現世を司るトップに君臨され、

大社の大国主命大神は幽世を司るトップになります。

 

ということは偉さやVSの関係はなく、同等であると私は考えます。

もちろん現世に生きる私たち人間からすると神宮が、、というようになりますが、神社や神道の考えからすると役割が違うだけで、優劣は存在しないのではないかと思います。





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